2007-01-26(Fri)
フランスの「屋根の上で暮らす権利」?
愛国心はあるさ。ありますとも。あるからより良い国になってほしいのだーだから外国と存分に比べさせてもらいまーす追加キャンペーン!モア・アンド・モア
このブログに訪れてくださる方の検索キーワードなのですが、
1位が「ホワイトカラーエグゼンプション」
これはわかりますよね。うん。で、2位なのですが、
「屋根の上で暮らす権利」なんです。
「屋根の下で暮らす権利」じゃなくて「屋根の上で暮らす権利」
屋根の下は10位に入ってます。
上の方が多いじゃん!
そなたはバイオリン弾きさんですか?

それもたーくさん。
どこの楽団ですか?
いくら「屋根の上のバイオリン弾き」のテヴィエさんでも、そこで生活を営むことはしないんじゃ、、、。
暮らしてはいないテヴィエさん

もしかして、そなたは、
スヌーピーさんですか?
たまに暮らしているスヌーピーさん
単純に上と下を記入し間違えたのだと思うけれど、中には、
えっ 屋根の上で暮らす権利!?
どうやってどうやって?
て、まじ検した方もいらしたことでしょう。
わたしはそんな貴方が大好きだ!
ところでこのネタ元である
仏様の「屋根の下で暮らす権利」法案に、補足したいと思います。
フランスのホームレス事情 
フランスではホームレスをSDFといいます。
経済競争に勝つため黒字企業も人員削減しているのは、フランスも同じようです。
大企業は利益を上げるために、より人権費の低い国に工場を移転し、学歴があっても職に就けず、高学歴すぎると言われるので学歴を低くして職を探す人たちもいるそうです。
また、人種差別で職のない人も。
住所不定なので、仕事が見つからない、仕事が見つかってもアパートが借りられない。
パリで正式にアパートを借りるには、給料明細書は家賃の3倍以上を要求され、さらに保証人も必要で、保証人は家賃の5倍以上の給料明細書を要求される事が多いのだ!
と、とーっても壁が厚く、
ローリンねこパーンチ!ローリンウサキック!ハイヤーウサジャンプ!by Copyright (c) 2006,2007 多文化・多民族・多国籍社会で「人として」Mr.仲@ukiuki All Rights Reserved.をしても、超えられないほどなのです。
国家公務員、市の公務員でもアパートが借りられずに車の中で寝泊まり、駅の洗面所で体を洗ったりする人も。
冬期特別法として、11月~3月までは家賃滞納者であっても、凍死予防で、追い出し禁止の法律があるんだけど、4月になるとSDFはどっと増えるそうです。
それでもボランティア団体が暖かいスープを配り回ったり、地下鉄の駅は夜もゲートを閉めないで中で寝られるようにしたり、無料で食料品以外を預かってくれるサービスがあったり、路上で寝ている人を見かけたら、"フリーダイヤル"115に連絡するように、呼びかけがあったりするそうです。
ニホンでも、「おにぎりの会」とか各地であるし、NPOや教会も頑張ってます。残念なことに、仏教、神道は聞いた事ないです。
んで、行政の対応なんですけど、ニホン完璧です。

ベンチで寝られないよう完璧な工夫しています。
工夫の仕方、間違ってません? 頭の使い方わかってます?
こんな陰険な行為にはウサキック!ウサキック!ウサキック! by Copyright (c) 2006,2007 多文化・多民族・多国籍社会で「人として」Mr.仲@ukiuki All Rights Reserved.でございます。
んで、フランスではles Enfants de Don Quichotte (ドンキホーテの子供達)という団体が、市民にホームレスと一緒に路上生活を体験してもらう活動を始め、中部リヨンや南部ニースなど全国に広がって、体験を希望する市民や著名人も続出。
急速な関心の高まりに、「屋根の下で暮らす権利」法案の提出とあいなりました。ということです。
最初は同じなんです。グローバル競争のため人員削減。諸事情あってホームレス増加。
んで、お国の対応が、追い出し vs. 屋根の下で暮らす権利
さすがは、国民に還元されない重税大国ニッポンですね。
追い出してどうしろと?
資本主義は構造上、失業者は8%出るそうで、住む家のない人が出てしまうのだって、必然なわけです。
どうしろと?

どうしろと?
※nizanさんの美しい季節とは誰にも言わせまい・・・・の記事で知ったニュース。
ピエール神父が死去 路上生活者救済に尽力
2007年1月22日(月)19:46
【パリ22日共同】フランスで路上生活者らの救援活動に長年尽力し、市民の尊敬を集めたピエール神父(本名アンリ・グルエス)が22日、パリの病院で死去した。肺の感染症のため入院していた。94歳。
1912年、フランス南東部リヨン生まれ。30年にカトリック教会カプチン会の修道院入り。第2次大戦後、慈善団体エマユスを創設し、路上生活者らに食事や宿泊先、仕事を提供する活動を続けてきた。
週刊紙ジュルナル・デュ・ディマンシュが定期的に掲載する著名人の人気ランキングで80年代末から常に首位を争う存在だった。2004年には「トップの地位はもっと若い人が占めるべきだ」として、人気ランキング入りを辞退した。
フランス公共ラジオによると、シラク大統領は22日、「(ピエール神父は)貧困や苦しみ、不正義と戦う精神を代表する存在であり続けるだろう」と弔意を示した。
フランスってこういう人が著名人の人気ランキングでトップになる国なんですね。
村野瀬玲奈さんの情報で知ったのですが、
フランスは26日全国献辞の日となり「国葬」が行われました。
※釜パト活動日誌 1.30 靭・大阪城代執行弾劾!
われわれは、この日を決して忘れない。さんより、
にやにやしながらテントを壊す職員たちの様子
↑こういう人たちに美しい国は高い給料を税金から払っています。
その強制排除からわずか約1週間後、
大阪での野宿者強制排除を
フランスのNo-Voxが抗議!
↑フランスの団体による日本政府への抗議の様子です。
是非是非お読みになってください!
釜パト活動日誌: Sさんの弁明書
↑目からウロコが落ちちゃいます。

Il proteste contre Japon.
日本に抗議します。 by仏語翻訳
※ご参考に
ニホンのピエール神父?
本田哲郎神父 「痛みの共感」から真の連帯へ
釜ヶ崎の本田神父を訪ねて
人間の尊厳を記念する ホームレスのクリスマス・イブ
「ドンキホーテの子供たち」のサイト(映像あり)
※関連記事
仏様の「屋根の下で暮らす権利」法案
日本と外国人とデモとフランス
このブログに訪れてくださる方の検索キーワードなのですが、
1位が「ホワイトカラーエグゼンプション」
これはわかりますよね。うん。で、2位なのですが、
「屋根の上で暮らす権利」なんです。
「屋根の下で暮らす権利」じゃなくて「屋根の上で暮らす権利」
屋根の下は10位に入ってます。
上の方が多いじゃん!
そなたはバイオリン弾きさんですか?

それもたーくさん。
どこの楽団ですか?
いくら「屋根の上のバイオリン弾き」のテヴィエさんでも、そこで生活を営むことはしないんじゃ、、、。
暮らしてはいないテヴィエさん

もしかして、そなたは、
スヌーピーさんですか?
たまに暮らしているスヌーピーさん
単純に上と下を記入し間違えたのだと思うけれど、中には、
えっ 屋根の上で暮らす権利!?
どうやってどうやって?
て、まじ検した方もいらしたことでしょう。
わたしはそんな貴方が大好きだ!
ところでこのネタ元である
仏様の「屋根の下で暮らす権利」法案に、補足したいと思います。


フランスではホームレスをSDFといいます。
経済競争に勝つため黒字企業も人員削減しているのは、フランスも同じようです。
大企業は利益を上げるために、より人権費の低い国に工場を移転し、学歴があっても職に就けず、高学歴すぎると言われるので学歴を低くして職を探す人たちもいるそうです。
また、人種差別で職のない人も。
住所不定なので、仕事が見つからない、仕事が見つかってもアパートが借りられない。
パリで正式にアパートを借りるには、給料明細書は家賃の3倍以上を要求され、さらに保証人も必要で、保証人は家賃の5倍以上の給料明細書を要求される事が多いのだ!
と、とーっても壁が厚く、
ローリンねこパーンチ!ローリンウサキック!ハイヤーウサジャンプ!by Copyright (c) 2006,2007 多文化・多民族・多国籍社会で「人として」Mr.仲@ukiuki All Rights Reserved.をしても、超えられないほどなのです。
国家公務員、市の公務員でもアパートが借りられずに車の中で寝泊まり、駅の洗面所で体を洗ったりする人も。
冬期特別法として、11月~3月までは家賃滞納者であっても、凍死予防で、追い出し禁止の法律があるんだけど、4月になるとSDFはどっと増えるそうです。
それでもボランティア団体が暖かいスープを配り回ったり、地下鉄の駅は夜もゲートを閉めないで中で寝られるようにしたり、無料で食料品以外を預かってくれるサービスがあったり、路上で寝ている人を見かけたら、"フリーダイヤル"115に連絡するように、呼びかけがあったりするそうです。
ニホンでも、「おにぎりの会」とか各地であるし、NPOや教会も頑張ってます。残念なことに、仏教、神道は聞いた事ないです。
んで、行政の対応なんですけど、ニホン完璧です。

ベンチで寝られないよう完璧な工夫しています。

こんな陰険な行為にはウサキック!ウサキック!ウサキック! by Copyright (c) 2006,2007 多文化・多民族・多国籍社会で「人として」Mr.仲@ukiuki All Rights Reserved.でございます。
んで、フランスではles Enfants de Don Quichotte (ドンキホーテの子供達)という団体が、市民にホームレスと一緒に路上生活を体験してもらう活動を始め、中部リヨンや南部ニースなど全国に広がって、体験を希望する市民や著名人も続出。
急速な関心の高まりに、「屋根の下で暮らす権利」法案の提出とあいなりました。ということです。
最初は同じなんです。グローバル競争のため人員削減。諸事情あってホームレス増加。
んで、お国の対応が、追い出し vs. 屋根の下で暮らす権利
さすがは、国民に還元されない重税大国ニッポンですね。
追い出してどうしろと?
資本主義は構造上、失業者は8%出るそうで、住む家のない人が出てしまうのだって、必然なわけです。
どうしろと?

どうしろと?
※nizanさんの美しい季節とは誰にも言わせまい・・・・の記事で知ったニュース。
ピエール神父が死去 路上生活者救済に尽力
2007年1月22日(月)19:46
【パリ22日共同】フランスで路上生活者らの救援活動に長年尽力し、市民の尊敬を集めたピエール神父(本名アンリ・グルエス)が22日、パリの病院で死去した。肺の感染症のため入院していた。94歳。
1912年、フランス南東部リヨン生まれ。30年にカトリック教会カプチン会の修道院入り。第2次大戦後、慈善団体エマユスを創設し、路上生活者らに食事や宿泊先、仕事を提供する活動を続けてきた。
週刊紙ジュルナル・デュ・ディマンシュが定期的に掲載する著名人の人気ランキングで80年代末から常に首位を争う存在だった。2004年には「トップの地位はもっと若い人が占めるべきだ」として、人気ランキング入りを辞退した。
フランス公共ラジオによると、シラク大統領は22日、「(ピエール神父は)貧困や苦しみ、不正義と戦う精神を代表する存在であり続けるだろう」と弔意を示した。
フランスってこういう人が著名人の人気ランキングでトップになる国なんですね。
村野瀬玲奈さんの情報で知ったのですが、
フランスは26日全国献辞の日となり「国葬」が行われました。
※釜パト活動日誌 1.30 靭・大阪城代執行弾劾!
われわれは、この日を決して忘れない。さんより、
にやにやしながらテントを壊す職員たちの様子
↑こういう人たちに美しい国は高い給料を税金から払っています。

大阪での野宿者強制排除を
フランスのNo-Voxが抗議!
↑フランスの団体による日本政府への抗議の様子です。
是非是非お読みになってください!
釜パト活動日誌: Sさんの弁明書
↑目からウロコが落ちちゃいます。

Il proteste contre Japon.
日本に抗議します。 by仏語翻訳
※ご参考に
ニホンのピエール神父?
本田哲郎神父 「痛みの共感」から真の連帯へ
釜ヶ崎の本田神父を訪ねて
人間の尊厳を記念する ホームレスのクリスマス・イブ
「ドンキホーテの子供たち」のサイト(映像あり)
※関連記事
仏様の「屋根の下で暮らす権利」法案
日本と外国人とデモとフランス