2009-05-12(Tue)
入院中の仲間だったAくん。
連絡が取れない・・・
ということをある日知った。
私も急いで電話もメールもしたけれど、やっぱり繋がらない。
ケータイ2台とも繋がらない。
いやな予感がした。
病院に行った時、入院中かもしれないから面会届けを出した。
そしたら受付の女性は名前を見ただけで、いない。と言った。
調べもしないで・・なぜわかるんだろう。。
その女性に、Aくんの安否が知りたいので、スタッフか担当医に会いたい。と言った。
個人情報だからだめです。の一点張りだった。
途方に暮れているところに、
担当だったワーカーさんがいて、ダメ元で聞いてみた。
そしたら、
事実なので言いますが、お亡くなりになりました。
と言われた。
ほとんど覚悟していたので驚きはなかったけれど、力が抜けた。
自殺ですか?と聞いたけれど、
僕もわかりません。ご家族に深く聞くのもなんでしたので。
と言われた。2~3週間ほど前のことらしい。
しばらくしたらわざわざ院長に呼ばれて、
あなたのせいではない。
と言われた。
自殺か聞いても、私たちはよくわからない、と言う。
きっとそれは嘘なんだろうと思う。
守秘義務があるから言えないだけだ。
自分の病院の患者が突然亡くなって、死因を聞かないはずがない。
ワーカーさんも院長もスタッフは皆知ってるんだろう。
でも私は納得したふりをするしかなかった。
事実はわからない。でも、、、
2~3週間前というと私とのメールが途切れてすぐのことだった。
最後に言われた言葉は、るかちゃん大好き。愛してる。だった。
そして最後のメールは、調子が悪いです。だった。
私は眠っている時の受信で、返信もしなかった。
私は入院中、Aくんに自分を良く見せすぎたんだと思う。
愚痴も悩みも全部聞いて、ちょっとエッチな話も笑顔で受け入れて、泣いたら慰めて。。
私が一人になる時間がないほど、Aくんはいつも一緒に居たがった。
そして、マリアちゃんと呼ばれるくらい、Aくんの側に居てあげてしまった。
それは、依存させてしまうことだったとも思う。
でも、Aくんは一人がいい。といつも言っていたから、恋愛感情は全くなかった。
退院してしばらくして私に彼氏が出来て、すごくショックを受けていた。
私が距離を開け出したのも辛かったと思う。
電話もメールもなるべくやめよう。と言っていたから。
それでもたまには出たり、返信したりしてしまっていた。
Aくんはとてもモテる人だったし、そのうち良い彼女でもできるだろうと思っていた。
実際、ある女性から交際を申し込まれたと言っていたから、、
しばらく連絡がないのは、きっとそうなんだろう、と思っていた。
でもこの世から消えてしまっていた。
僕が悪いんだよね。はっきりしなかったから。
どう見ても二人はできてると思われてたよ。
るかちゃんにしかないものがあるんだよ。
チャンスはいくらでもあったんだよね。
失って気づいた。
って何度も電話で泣いていた。
でも、いいんだ。僕は一人で。
とも言っていた。
理由はわからない。わからないけれど、最後に会った時の変わり果てた姿が忘れられない。
お酒におぼれていたし、タバコの数も半端じゃなかった。具合が悪くなって突然帰ってしまった。
その日から約1週間後に亡くなった。
自殺ではないかもしれないけれど、持病のせいかもしれないけれど、院長先生の
悩み事がいくつも重なった可能性もありますし。。
って言葉が、自殺だったって言ってるように聞える。
そして時間が経つにしたがって、じわりじわりショックが来ている。
入院中ありがとう。本当に感謝してる。
ってよく泣いていたから、死因が何であれ、私の態度の変化が一因であることは確かだと思う。
もっともっと話聞いてあげれば良かったな。
でも、仕事とかも始まって、病院に居る時みたいにはできないし精神的にも限界だった。
でも、もっと優しくしてあげれば良かったよね。
なんか、もっとあたたかく・・・
悔やむ。仕方ないけれど、悔やむ。
疎ましく思ったりしてごめんね。
しばらく何事もないふりでブログを書いていたけれど、じわりじわりリアルになってくる。
こういうことって書く事じゃないのかもしれない。何日も迷ったけれど、書いてしまった。心が整理できない。眠れない。
笑顔とか言葉とかシャツとか帽子とか歩き方とか歌とか甦っては、もういないんだ・・・って思う。
クリスマス会で、ギター1本、大きな古時計といとしのエリー歌ったAくんもういないんだ・・泣いてた子もいたよね。。
元バンドマンの主任さんも褒めていた。
私が吉田拓郎の唇をかみしめてが好きなのを、
その意味をわかりたいと思ってるんだよね。るかちゃんがなんで好きなのかって。
と少し前に言っていた。
もう少し時間が経てば、良い友達になれたかもしれないのに。
ちょうど良い距離で、良い付き合いができたかもしれないのに。
そう思うととても哀しい。
みんなで集まろうって約束も果たせなくなってしまった。
Aくんの人生はなんだったんだろう、と考えてしまう。
考えても仕方ないし僭越だとも思うけれど。
毎日筋肉注射受けて。なんとか生き延びて。苦しくて。繊細で。
泣けてくる。
人生ってなんなんだろう。私の人生も。
なんで私笑ってるんだろう。とふと思う。
天寿を全うしたのだったらいい。
神様が完成とみなしたのだから。
そうでありますように。
そうでなくても、もう苦しまないで。
天国で元気に幸せでいますように。
2009-05-12(Tue)
5/12 6:48に出した記事ですが、迷いがあるので一時的に削除しました。
が、人が亡くなった時にどう思うものなのか。ということも、記事として人目に触れる事があってもいいのではないか。との助言により、同日 7:40ごろ再投稿しました。
でも、今後削除することがあるかもしれません。コメント、トラックバックも不可にしてあります。よろしくお願いします。